ひふみ投信の残高も1800億円突破、3000億円の壁も時間の問題か

カンブリア宮殿に取り上げられて一気に注目

2017年の2月にカンブリア宮殿に取り上げられたことで一気に注目度が高まった投信「ひふみ投信」。やはりテレビの影響力は相当なもので、当サイトにもひふみ投信の分析ページに凄まじいアクセスがありました。

今ではiDECOの確定拠出年金が浸透していることもあって、必然的に投資信託への注目度が上がっています。その中でひふみ投信は安定して右肩上がりの成績を上げてきたため、投資意欲を上手く取り込んでいるようです。

 

参考:「ひふみマザーファンド」の残高1800億円に(「日経新聞」電子版)

 

 

資産が増えすぎると運用にも悪影響がある場合も

日本株の投資信託には、いわゆる“3000億円の壁”というものがあります。純資産残高が3000億円を超えてくると、どうしても中小型株への投資が難しくなります。時価総額が小さいため、大きな買いを入れればそれだけで株価が動いてしまいます。また売るときにも自分の売りが株価を押し下げてしまうことにもなります。

 

中小型株への投資が難しくなり、大型株へシフト

これを避けるためにどうしても中小型株への投資が難しくなり、大型株へシフトしていくことになります。そうなると値上がり期待の小さな大型株ですから、これまでのような大きなリターンを期待しにくくなります。大型株への投資はほとんどインデックス投資と同じですので、わざわざ手数料の高いアクティブファンドを選ぶ理由もなくなってしまいます。

 

「くるみ」くるんで、守る。ひふみ投信のジュニア口座

 

TOPIXよりも好成績なパフォーマンスはどうなるか

ひふみ投信は日本株の平均であるTOPIXよりも圧倒的な好成績を出しています。基本的にアクティブファンドがベンチマークに勝てるのは3割程度と言われていますので、平均に勝つことは非常に難しいのですが、ひふみ投信はこれまでにしっかりと結果を出してきているのです。

 

 

ひふみ投信の組み入れ銘柄

ひふみ投信の組入銘柄は有名大企業であるソニーや小松、三菱商事、などもありますし、小型株としてあるバックやジェイコムなどが入っています。銘柄も多くのものに分散されており、将来的に有望な銘柄に多く投資する日本株アクティブファンドになっています。

株式相場では、時価総額1,000億円未満を小型株、時価総額1,000億円以上3,000億円未満を中型株、時価総額3,000億円以上を大型株と見ています。3,000億円の壁もここから来ているのかもしれません。

2016年11月公表の組み入れ上位銘柄をみると、時価総額の大きな大型株が半分くらい、中小型株が半分くらいになっています。カンブリア宮殿の放送で口座開設者と入金が相次いだのはこの後なので、ここからさらに大型株へのシフトが増えていくかもしれません。

  • あいHD:1500億
  • ソニー:4兆6000億円
  • アウトソーシング:800億円
  • 小松製作所:2兆8000億円
  • 三菱商事:3兆8000億円
  • GMOペイメントゲートウェイ:2000億円
  • 堀場製作所:2500億円
  • 井関農機:5000億円
  • アルバック:2000億円

 

 

大型株分析を強くするか、海外投資をするか

“3,000億円の壁” を突破する方法としてパターンは「大型株へのシフトを強める」「海外投資に打って出る」というものがあります。ひふみ投信が強みとしていた中小型株への分析を大型株へも広げて幅広い投資を行う方法と、日本以外の海外のリターンを求めるという方法です。

 

海外投資は考えにくいから国内大型株シフトを強めると予想

ひふみ投信がどのような方法を取るかはわかりませんが、もともと日本株オンリーでやってきたひふみ投信が今更方針を変えるのはまだ考えづらいために大型株シフトを強めていく可能性が高そうです。

そもそも海外投資のアクティブファンドは国外のために情報を得るのが難しく失敗し易いものが多いです。「セゾン投信」(運用資産1300億円)という海外のインデックスファンドへ幅広く投資する有名ファンドもあるため、国内投資に強いひふみの強みが薄まることもありえます。

 

 

ひふみ投信のほうが資産額が上になった

セゾン投信の運用資産1300億円、ひふみ投信のほうが後発であるにも関わらず運用資産が多くなりました。

毎年数え切れないほどのファンドができては消えていく中で、この贅沢な悩みをかかえるほどひふみ投信は大きくなったのはすごいことです。だからこそ今後のひふみ投信がどんな舵取りをするかにも注目すべきですね。

 

 

 

 

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