日本の仮想通貨取引所は異常レート配信が多い

最高値を更新し続けるビットコインと仮想通貨

今年の4月に仮想通貨法が施行され、日本国内のビットコイン取引所にも資産の保全などの安全策が義務化されてより安全に取引されるようになりました。それが影響してか知らずか、ビットコインをはじめとした仮想通貨全般は上がり続けています。

今年始めに10万円程度だったビットコインはいまや倍の20万円を超えるほどの値上がりを見せています。ちょっとしたバブルのような上げ方をしており、過去にも大きな暴落が起こったりと相場の安定にはほど遠いですが、大きな動きが続いています。

 

 

 

バブルの一方、異常な値が出ている日本の取引所

この上がりはビットコインだけではありません。第2のビットコイン全般を指すオルトコインの代表格、イーサリアムやリップル、ネムなどはビットコイン以上の値上がりを起こしており、イーサリアムは年初から4~5倍、リップルやネムは数十倍になるなどの桁違いのバク上げを起こしています。早くからリップルやネムに投資していた人は大きな値上がりを享受できたようです。

しかし一方で取引所のほうにも問題が起こっています。もともと流動性が少ない仮想通貨は大きな注文や相場が加熱すると注文処理が追いつかずに問題が起こりやすくなります。特に問題を頻繁に起こしたのは日本の取引所です。

 

 

ビットコインが100万円になったcoincheck

リップルやネムなどの数十倍になったオルトコインを取引できるのは、日本の取引所では今のところcoincheckだけになります。そのためcoincheckは相場が加熱するほど大きな資金流入や取引が集まりパンク寸前になっていたようです。そして5月9日にはサーバー障害を起こし、全取引がダウンしてしまいました。これはFX会社がすべての取引を停止するようなものです。取引所としてはあってはならない状態ですが、仮想通貨取引所は度々このようなことが起こります。

 

 

市場の値の数倍の数値がついた異常なレート

coincheckはビットコインやオルトコインの上がり方がピークを迎えている5月9日にサーバー障害を起こしました。当時20万円前後で取引されていたビットコインが100万円!15円ほどだったRippleも80円以上をつけるなど、市場の値の数倍の数値がついた異常なレートです。この後coincheckはすべての入金、出金、取引が停止され、利用者は口座にログインすることさえできなくなりました。

引用:https://twitter.com/unknown_bitcoin/status/861770258612408321/photo/1?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=http%3A%2F%2Ftanakacoin.tumblr.com%2F

この後coincheckはシステムを完全停止させ、同日の夕方全てを巻き戻すロールバックを行いました。つまり、取引所でビットコインを100万円で売れた人やXRPを80円で売れた人は、それらの約定を無かったコトにされたのです。

ちなみにcoincheckの異常レートが出た原因についてはこちらの記事が詳しく解説してくださっています。

 

 

基本的にオルトコインの大半は海外にあるPoloniexという取引所が市場の大半のシェアを持っており、coincheckなどの日本業者はその取次をするだけになっています。人気のリップル(XRP)を円(JPY)で買う場合、まずJPYをビットコイン(BTC)に両替して、さらにそのBTCでXRPをPoloniexで両替するという取次を起こっているのです。

このためXRPなどのオルトコインの買い注文が大量に来るとそれと同額のBTCを調達せねばならず、買い注文が売り注文を大きく上回って市場から乖離したレートまで注文を食ってしまった状況になったと予想されています。

あのまま異常レートを正常としてしまえば顧客は大きく儲かるかもしれませんが、対してcoincheckはカバーしきれずに大きな損失を出していたでしょう。そうなればcoincheck破綻の可能性もありえるわけです。異常レート取り消しは業者のカバー力不足ですが、それで業者が破綻してしまえば取引自体ができなくなるもので、なんとも困ったことです。

 

 

 

coincheckサーバー障害

 

■本事象発生の原因

1:システムが算出している仮想通貨購入・売却価格に異常値が発生
2:異常値による約定を巻き込み、弊社が提示していた仮想通貨の価格が実勢レートと大幅かつ明確に乖離
3:取引所と販売所において安定したサービスの提供が困難と判断し、サービスを停止

 

■対応状況

全てのデータを事象発生前の2017年5月9日(火)11時25分の状態にロールバック致しました。

 

■本事象による影響

2017年5月9日(火)午前11時45分から16時30分の間、上記対応のためサービスを停止させていただきました。このため、ご利用者様は当該時間帯にお取引等のサービスが利用できない状態となりました。

 

引用:https://coincheck.com/blog/3675

 

 

 

度々異常レートがつくZaif

coincheckだけではありません。Zaifも度々市場と明らかに乖離した異常なレートを何度もつけています。coincheckの100万円事件の少し前に、Zaifもビットコインが50万円で取引されることがあったのです。

 

 

このときはZaif内で取引が完結されているということもあり、Zaifはレートの取り消しを行いませんでした。

 

取引所の利用者の話ではZaifは昔から板が薄く、大きな注文が入ったりすると注文をさばききれずにどんどん上の注文をくっていって相場が大きく乖離する傾向が強いということです。この50万円の注文もビットコインを信用売りしていた人たちのロスカット連鎖によって板がどんどん食われていき、最終的にくることがなさそうと思われていた50万円の注文まで到達してしまったという見方が強そうです。

 

 

異常レートがあって当たり前、逆に利用するくらいで取引をする

coincheck、zaif以外にもbitflyerが短時間ですが取引障害を起こすなど仮想通貨取引所はマウントゴックスの破綻の二の舞いになりかねない危うさがまだまだ存在しています。ビットコインをはじめとした仮想通貨市場は今、大きく値上がりしており、ここ1ヶ月で5兆円市場が6兆円に膨れ上がるなど短期的バブルになっています。資金流入が大きくなっているとはいえ、各通貨市場はまだまだ小さく、あっという間に値が飛ぶ極めて不安定な相場になっています。バブル値上がりを取れるチャンスはあるものの、大きな資金を入れるのは全くもっておすすめできない投機的相場です。

 

しかしそれはチャンスでもあります。coincheckは取り消されてしまいましたが、Zaifのレートは正常に処理されました。ビットコインを50万円で売れて400万円利益を得た人もいます。

もちろん取引が成立したのでビットコインを50万円で買ってしまった人もいるわけですが・・・

仮想通貨市場に投機をするのであれば、市場から少し乖離した値に指値注文を入れておくのが良いです。短期的な暴騰、暴落によってそれらの指値がヒットすれば、乖離がすぐ戻って適正相場に大きな利益を狙えます。ダメ元でいいのでちょいと指値を入れておけば、案外それらが拾われる可能性があります。狙いは市場が薄くてよく値が飛ぶZaifが候補になります。無論、値が飛ぶのは流動性リスクが高いということは頭に入れておきましょう。

 

 

 

 

 

 

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